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北大路魯山人の雑炊 [健康]

 大きい病気や怪我をしたりすると、どうしても胃腸も弱って食欲がなくなったりします。
 そのような時に食べないと体力がなくなって、ますます病気や怪我が治らなくなったりします。
 そんな状態でもお粥や雑炊ならば、胃腸に負担をかけずに、簡単に食べられます。
 しかし、お粥や雑炊などは、普通の料理に比べて美味しくないと思われる方も多いのではないでしょうか。

 そのような方には北大路魯山人の雑炊がお勧めです。
 北大路魯山人は書家であり、陶芸家であり、美食家としても知られる人です。
 超一流の感性で研究された料理は、さすがに優れたものがあります。
 その中から病気で療養中の方にも、美味しく食べられる雑炊だけを幾つかご紹介します。

 北大路魯山人の著作は既に死後50年以上経っていますので、誰でも無料で利用したり読んだりできます。
 著作権切れの本を紹介している青空文庫にも収録しています。
          青空文庫トップ
          北大路 魯山人作品リスト

 興味のある方は行って見るとよいでしょう。

  以下[]内「夜寒に火を囲んで懐しい雑炊」北大路魯山人著作から引用

 [牡蠣雑炊

 こんなものを作ることは、まったくなんでもないことで、誰にでもわけなくできるものである。
 誤って大そうに考えるようなことがあっては馬鹿を見る。
 まず普通のお粥を拵える。
 できたお粥の中に水を切ったかきのむき身を入れ、五分ぐらいたって、火からおろし、せりがあれば微塵に切って振りかければ、それでかき雑炊は完成したわけである。
 茶碗に取れば、かきのよい香りとせりの香りが、いかにも快い。色調もよい。
 そのまま塩をふりかけ、かきまぜて食べるのもよく、そば出し汁程度のつゆをかけて食べるのもよい。
 また、単に醤油をおとして食べてもよい。

 焼きのりはかきとよく出合う。
 あらくもんでふりかけて食べると、さらに充分を尽した味といえよう。
 かきの分量は、だいたい粥の四分の一くらいでよく、せりは粥の十分の一くらいもふりかければよろしい。
 煮え加減について、もう一度繰り返せば、かき雑炊の粥は、サッと煮えたアッサリした粥が、かきの風味とよく合う。
 かきは煮過ぎないこと、せりは火からおろしてふりまぜること。その程度の煮加減を選ぶがよく、とにかく、熱いのを吹き吹き食う妙味は、初春の楽しみの一つである。]

 以上が魯山人の牡蠣雑炊の作り方です。
 お粥と新鮮な牡蠣があれば、直ぐに出来るようです。
 牡蠣は美味しいだけでなく、精力を養うのに最適と言われています。
 なので重病人よりも、少し回復してきた人が体力をつけるのに最適な雑炊といえるでしょう。
 牡蠣が苦手な方はオイスターソースなどで代用しても、効果は同じ位期待できます。

 [納豆雑炊

納豆が嫌いとあっては話にならないが、納豆好きだとすれば、こんなに簡単に、こんなに調子の高い、こんなに廉価な雑炊はないといったくらいのものである。
これも前と同じく、お粥を拵えて、粥の量の四分の一か五分の一の納豆を加え、五分もしたら火からおろせばよい。
納豆はそのまま混ぜてもよいが、普通に納豆を食べる場合と同じように、醤油、辛子、ねぎの薬味切を加えて、充分粘るまでかき混ぜたものを入れるとよい。
雑炊の上から煎茶のうまいのをかけて食べるのもよい。
通人の仕事である。
水戸方面の小粒納豆があれば、さらに申し分ないが、普通の納豆でも結構いただけることを、私は太鼓判を捺して保証する。 ]

 これも簡単に出来る雑炊です。
 納豆にはナットウキナーゼという酵素があり、血栓溶解作用や血液サラサラ効果があるといわれています。
 お茶もカテキンがあり、殺菌効果が在ります。
 血液の病気や細菌に感染した方の療養職に最適と思われます。

 [餅雑炊

 餅の雑炊は、正月の餅のかけら、鏡餅のかけらなどを適宜に入れてお粥を煮ることである。
 出来たお粥に焼いた餅を入れてもよい。粥と餅とのなじみがおいしい雑炊なのである。
 塩加減で食べてもうまく、そば出し汁程度の出汁、あるいは味噌汁をかけて食べるのもよい。
 これに納豆を加えると、さらにうまい。
 焼きのり、炒りごま、七味、薬味ねぎなどを、好みに応じて加えれば申し分なしといえる。 ]

 この餅雑炊は全て炭水化物なので、重篤な病人にも薦めることが出来ます。
 他の何ものも受け付けない病身の方でも、この雑炊ならば病気に打つ勝つ体力を身に付けることが出来るでしょう。

 [なめこ雑炊

なめこは缶詰でよいから、缶から出したらザッと水洗いする。
 缶六、七十銭のものを五人前に使えば適宜といえよう。
 やはり、これも薄味付けしたお粥を拵えて、できた粥の中へなめこを入れる。
 温まった程度でよい。
 煮過ぎるとなめこの癖が出て食べられない。
 茶碗に六、七分目取り、餡かけ饂飩の餡で、人の知る餡を別に拵えてかけて食べる。
 なかなかしゃれたもので、ぜいたく者ほど喜んでくれるもの。
 餡の上にすりしょうが一つまみ添えて出すことを忘れてはならない。]

 なめこには美肌効果とか、便秘解消、腸内細菌を整えるという効果もあります。
 又免疫向上を促す成分もあり、免疫系の病気の方の療養に向く雑炊といえるでしょう。

 特に病気でもない方でも、最近胃腸が弱ってきたとか、なにやら胃がむかつくという方も、さまざまな雑炊を試して見るとよいでしょう。
 特に朝食には未だ目覚めていない胃腸に優しく、食欲が無くとも容易に食べられます。
 みなさんも試してみてはいかがでしょうか。

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